子育てとMTGの記録

二児の父によるMTGの記録

子育てとMTGの記録 ~ 第一回 M19環境 ~ 

**************************************************************************************

3年と少し前にMTGデビューしてから書き始め、速攻で断念したMTGの備忘ブログ

 

2021年12月に目出度く第二子が誕生したことで再度ブログを始めてみようと奮起した。

 

二児の子育てとMTGの両立について、MTGプレイヤーは他TCGに比べ年齢層が高めに寄っている事から家庭をお持ちのPWも多々おられるであろう。

寧ろこれから妻に内緒でMTGをやりたい再開したいと思っているPW候補も。

 

家事・育児・懐事情・MTGとの付き合い方・etc…

子持ちPWも既婚PWも将来家庭を持ちたいPWも何かの参考や、後ろめたさの共感になればと思いながら、MTGデビューしてから環境の振り返りと共に育児記録を共有したい。

イクメンって言葉は好きじゃないけど認知のためにあえて使うことがあります。

**************************************************************************************

 

始めに、私のプロフィール的な部分を開示しておきたい。

参考になればとある程度のところまで

 

【年齢】 30代前半

【所在地】田舎県 県内で一番人口が多いかつ栄えている市に住んでいる

【職業】 会社員(SEに分類される)

【年収】 500~600万のどこか(世帯年収は1000万円に届かない)

【家族】 妻(20代)・長男(3歳)・次男(0歳) 2022年1月 現在

【住処】 持ち家(35年ローンで土地と建物を購入)

MTG歴】 M19のストアチャンピオンシップで公式大会デビュー

      ラヴニカのギルドから本格的に開始

【プレイ環境】店舗A:車で5分、ガチからカジュアルまで半々

       店舗B:車で20分、ほぼカジュアルしかいない

       店舗C:車で20分、県内1のガチ勢力が集うところ、TOKYO在住の

           プロとかお仲間の全国レベル勢も時々里帰りで大会くるらしい

       自宅  :Arena、リモート対戦環境有

                      

**********************************************************************************************

正確には小学生の頃MTGで遊んでいた。

コロコロコミックデュエルマスターズの連載が始まって、それに影響されたので初購入はメルカディアン・マスクスのスターターデッキでちょっとしてインベイジョンが発売されたあたり。

もちろん子供の遊びなのでメタの概念どころか甲鱗様は最強、極楽鳥はパワー0のクリーチャーなので最弱カードだ、土地に金を出すとか正気とは思えない。

スカイシュラウドのビヒモスをおもちゃ屋兼カードショップのストレージから買って大喜びする可愛い。

 

f:id:rttch054:20220111140757j:plain

 

学校の友達と家で遊ぶだけでは留まらず、クラス内でも有数のクソガキだった私達は放課後とか休日におもちゃ屋兼カードショップに出向いて生意気な態度を取りながらも中学生や高校生に混じって遊んでいたりもした。

今では遠い存在となってしまわれたが世界選手権21で優勝された高橋プロとも遊んでいただいた。

紙束を持って嬉々としていたクソガキをブルーオーブで封殺してくるその姿勢はまさに

f:id:rttch054:20220111141703j:plain


アポカリプスが発売したくらいで私はMTGをやめた、子供の興味は移ろいやすい。

友達の何人かはメタを追いかけるようになり高橋プロの弟子みたいになって同じ高校いってなんか隣町の大会に遠征したりとかしていたがとにかく私にとってはホビーの一つとして一旦幕を引いた。

それでも思い出として社会人になっても度々どんなカードが出ているかとかチェックしたりして知識だけではふんわり追いかけていた。

 

 

 

MTGを本格的に始めた(再開)きっかけは長男の出生だった。

それまでは妻も交えてスプラトゥーンだったりフォートナイトで所謂ネット友達と毎晩ゲームしたりまとまった休日は夫婦でTOKYO行ってオフ会したりなどが趣味だった。

さすがに子供が産まれたらそんなことはできないことは百も承知であった。

 

妻は出産後、1カ月ほど里帰りをするプランだったので私はこの1カ月とにかく浮かれた。(なお、土日は妻の実家へ泊って子育てをするため完全フリーではない)

ゲームできなくなるから何か衝動的に始めようって、妻がいなくなった瞬間に晴れる屋のWEBページでドミナリアのブースターBOXをポチポチしていた。(M19よりドミナリアだろって)

多分、シャドバの大流行から急激な失速(初代ゼウスが出てきたあたり?)でやっぱりTCGはアナログに限るぜとか思っていたころだったのだろう。

シャドバの失速と妻の不在がシナジーを形成して、なぜかMTGをやりたくてしょうがない状態だったのだ。

 

その頃、自分の仕事は関連企業にSEとして常駐することであった。

そこで出会った社員の方と偶然昔話でMTGの話をしており、買ったBOXで妻の居ぬ間リミテをした。

そこで私が引いたボムレアがこれだ

f:id:rttch054:20180927124617p:plain

 

そう、ハゲだ。

ラブニカのギルド発売直前だったので販売価格で5000くらいしたと思う。

 

浮かれに拍車がかかった。

 

一カ月後にローテーションが控えているにも関わらず

とにかく今すぐデッキを組みたい!

 

と対戦相手もいないのにとにかくカードが欲しくてしょうがない気持ちが抑えきれないのだ、妻が不在だから。

 

私は即座にあらゆること考えた。

①対戦相手はどうするか。

②ローテーションはどうするか。

③ハゲはどうするか。

④それよりも先月〇千万円を35年ローンで締結したばかりなのだが(入居は3か月後)

 

回答は以下の通りだ

①対戦相手はどうするか。

→リミテやった社員さんは子供がいるため、そこまでできないと。しかしながら、市内にカードショップが3店舗あって、車で5分しないところに1つ、20分しないところに2店舗。小学生の頃の経験があるため大会に参加することへの抵抗が無かった。

車で5分ってところが最大のポイント。

 

②ローテーションはどうするか。

→カラデシュのカードを一切使わず、イクサラン~M19で、なおかつBOXから出たカード多めで何かできないだろうか…

f:id:rttch054:20180927113752j:plain

白黒騎士だ、大丈夫このデッキは次の環境でも戦える!だってこの時のベナリア史3000~4000円したもん!

 

③ハゲはどうするか。

→この時の青白コンはスタン落ちするカードが多数だったので断念。

もっと値段上がるかもしれないし、むしろ使うかもしれないからキープで。

 

④ローンが…

→家賃がローンに変わるだけや、平気平気。

住宅ローン組む時の常套文句ですね。

賃貸はピンからキリまでありますが4人家族向けの家賃と核家族向け住宅のローン月額に乖離はほとんどありません。(その考えは決して正しくないことを後程知るが、これはまた次のお話で)

 

と、このように己の情熱を遮る要素が一つも見当たらないのである。

 

気づけば晴れる屋とカードラッシュでどっちが安いか、在庫があるかどうかでポチポチしたり、仕事終わりに各ショップを回って市内のショップのカード相場をネットと比べたりなどデッキが完成するまで1週間もしなかったが毎夜ワクワクしながら過ごしていた。

 

あっという間にデッキが組みあがり、さて大会に出かけるか!となるのだが、ここで田舎のカードショップが抱える一つの問題が浮上する。

いや、田舎だからではないと思うが、

それはMTGの大会は日時が決まっている」

 

何を当たり前なことをと思われるかもしれないが、まず、店舗毎にMTGの大会はきっちり開催されていることをお伝えしたい。

しかし、大体の店舗が1週間で2回、FNM(金曜19時くらいから)と構築イベント(なんか名前が付いていたと思うが忘れた1週間のうちどこでもよい)多くても3回(ストアチャンピオンシップ等)なのだ。

今日は時間あるからショップ殴り込みいくか!って軽い気持ちで行けるようなもんではない。

この日、この時間行きたいから予定空けとかないとだな、仕事の飲み会?ふざけんな!

土日開催はもちろん妻と子供が待っているので無理です!

となり、デッキ完成から大会に行く隙がなかった。

 

すかさず追撃が、妻が1週間早く里帰りを切り上げてくることとなった。

うんうん、そうだよね、実家より夫婦そろって日々を過ごす方が精神的に落ち着くよねもちろんだよ帰っておいで楽しみだなぁパパ頑張っちゃうZo!!!HAHAHAHAHAHA

 

さて困った…

デッキを組んだのに一度も対戦することなく妻と息子が帰還なされた。

 

ここまで長々読んでいただいてお気づきの方もおられるであろうが…

そう、妻にはカードを買ったことを言っていないのである

 

言えるか普通?

子供生まれていろんなお金かかり始めて、追い打ちでローン組んだ直後なのにベナリア史4枚とM19のアジャニ買ってそれなりの60枚デッキ作ったこと。(致命的な一押しは買わないで喪心と封じ込めで我慢したのがポイント)

ドミナリアのBOX買ったこと。

 

俺は富豪か?答えはNO

平凡なサラリーマンである。資産運用だってこの時は何もしていない。

 

 

さてさてとても困ったぞ、申し訳ない気持ちと対戦したい気持ちが混ざり合って…

f:id:rttch054:20220111155715j:plain

 

 

正直に打ち明けた。

カード買ったので次の休日大会出てもいいですか!!

一枚10円とか50円のカードたくさん買ってデッキ組んだんですよ!

基本土地⇒10円

喪心、封じ込め⇒50円

善意の騎士、悪意の騎士、不屈の護衛、帆凧のかすめ取り⇒50円

輝かしい天使⇒?

アジャニ⇒????

ライラ⇒????????

ベナリア史⇒パックから(1枚)当てました!

アグロ気味で頂点5マナ(ライラ)のミッドレンジですね。

ベナリア史のために騎士で1~2マナ積んだアグロのつもりが、軽量アグロを信じ切れずにパワーカード積みたがる初心者あるある。

初心者のデッキはいつの間にかミッドレンジになってるんだよな。

 

 

 

ま、とにかくカードはお得に買えました!って言ってもすごい溜息をつかれた。

何やっとんじゃと…けど素晴らしい理解のある妻はゲームや遊びに寛容だ。

自分も色々やってるしまぁいいでしょう。と

 

もちろん理解だけでここまでこぎつけたのではない。

 

付き合っていたころ、同棲をしている時、結婚した後、私はひたすらに家庭内の厨房に立ち続けた、社会人になってから常に自炊し続けた。

お料理youtuberやりたいと常々思っているくらいに自信がある。盛り付けとかが見た目が下手なのと動画とりながらは大変だなって尻込みしているが、とにかく家族の食生活を軽々支えるだけでのレベルには達している。

もちろんそれだけではない、家事全般当たり前のことを当たり前にできる。

当たり前じゃん、って思う人もいるだろうが、その当たり前を働きながら毎日こなせる人間はいない。

もちろん自分も毎日掃除をしているわけではない。だが毎日やらなきゃならん炊事と洗濯は毎日やる一人でも二人でもやる。

妻が友達とゲームしてるから手が離せないってときもやる、逆にやってもらうこともある。

一人でできるから二人で時短もできるし相手に自由時間をプレゼントすることができる。

その中でとにかく突出させたのが料理、炊事なのだ。

 

洗濯は洗濯機を回せばどうにでもなる。

掃除も要求値を下げれば毎日する必要もないだろう。

しかし食事は毎日3回必要なのだ(ダイエットとかトレーニングを除けば)。

惣菜、インスタント、冷凍食品、今はなんでもあるし宅配の料理キットだってある。

もちろん全然使わないなんてことはありえないが毎日そんなもの食べていられないしバランスを考えれば便りすぎもいけない。1人前であれば金額的にも気にならないかもしれないが、2人分ともなれば話は変わってくるし、この先は子供の食事も控えている。

妻と1ヵ月程度の息子との3人生活になってからとにかく空いている時間に料理した。常に食事を作り置きして、私が仕事でいない時も昼食は温めるだけで食べれるように、仕事から帰ってきて30分もしないで夕飯にありつけるように下準備も終わらせておいたり、そしてその他家事ををやりながら翌日に仕込みをして寝る。

 

今までやっていたことをとにかく打ち明ける前に詰め込んだ。

こうした努力の姿勢を徐に見せることでご褒美を勝ち取ったのだ!

何人くるか分からないけど13時スタートだから多分3時間くらいで終わるので夕飯には帰って来れます!その間お願いします!っと出かける直前までそわそわしながら通常の3倍の速度で家事をした。

 

 

 

こうして私はMTGデビュー(本格デビューってこと)を果たした。

デビュー戦がM19のストアチャンピオンシップだ。

12人くらいでSE4人の大会だ。

緊張した、大会参加に抵抗が無いとはいえ知らないお店で一人で乗り込んでなれないことをやるのは誰だって緊張する。

とにかく小学生の時クソガキでよかった。

 

大会の結果は3-1で5位、SEに残ることはできなかったが奮闘した。

デビュー戦としてはかなりの好成績だと舞い上がった

 

rttch054.hatenablog.com

 

初々しい備忘録的な大会結果だ。

 

初戦の方にルール怪しいですすいませんとか、ここ教えてくださいとかスコアシートの書き方とかもう色々やってもらった。

 

最後に対戦した人は後々県内でもかなり強強な人だと知った。ようあのデッキと腕で勝ったなと後々思う。ビギナーズラック。ちなみにその人にはそれ以降勝てたことはないし、どこか遠くの地で名を馳せてるもよう。晴れる屋の大会結果でよく名前を見る。

 

とても華々しい気持ちで帰路についたはずだ。

妻にも結果を報告して大興奮で語った。

 

…対戦したい欲は満たされたのか?

 

否、これで終わるはずがないのである。

(終わっていたらこんなブログ書いていない)

 

そしてこの時、え、子育て要素どこにある?状態なのだ

 

なにせまだ始まったばかり、育児、家のローン、MTG欲、ここから更なる加速を見せる。

ここまでは自分語り要素しかない。

 

 

~続く~