子育てとMTGの記録

二児の父によるMTGの記録

子育てとMTGの記録 ~ 第四回 ラヴニカの献身~

前回記事は下記を参照

 

rttch054.hatenablog.com

 

ラヴニカのギルド環境が終わりに近づき、平日のスタンダードイベントに人が集まらくなってきたころ、新居の引き渡しと引っ越しが行われた。

年末年始も相まってラヴニカの献身までしばらくMTGオフシーズンとなった。

 

忘年会シーズンだったこともあり夜遅くなる機会も増えていたから必然的に大人しくならざるを得なかっただけのようだった気もする。

息子も4カ月くらいになって寝ぐずりや夜泣きが増えてきていたので出かけなくて本当によかったのだと思う。

オフに入る前の最後のイベントで3-0できたこともあって特に不満はなかった。

 

1月に入るとラヴニカの献身のシングル予約がスタート

ラヴニカのギルドの頃と違って環境を考えてカードを選ぶようになっているため、狂ったようにカード予約に走った。

初動で抑えなければ!絶対このカード強い!とか言って片っ端からカードを予約した。

覚えているだろうか、彼らを。

私は当然4枚ずつ予約した

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プレビュー期間で毎日新しいカードが発表されるたびに予約商品が追加され、価格も変動していく。

予約段階でトップクラスの値段をつけていたカード達だ。

もったいぶらずに言えば、これらのカードは全てオリパかストレージ行きだ。

落とし子はこの1年後くらいにほんの一瞬だけ息を吹き返す。

落とし子と天使は4000円近い予約価格だった。

3マナ4/4飛行トランプルはさすがにただ強い、1ターン負けない天使はライフゲインまで付いてるこりゃやべぇぜって俺も思った。

両者とも入るデッキがなかったというか、クロックの速さを競う環境ではなかった。

 

ヘルカイトとドビンは評価が割れていたことからも2000円。

天使はまぁ人気出るカードデザインしてるってことで2000円した記憶。

 

真の環境トップは予約で1000円くらい、リミテ番長だねXマナでくそでか生物はいはいみたいな雰囲気で誰も気に留めていなかった。

 

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ラヴニカの献身環境スタートと共にイベントへ出かけることも再開した。

早速赤黒アグロでボロカスになって帰ってきた。

そしてまたもや1週間たたずにアリーナで環境が解明され、ハイドロイドが爆上がりした。

出遅れてたまるかと頂点にたどり着く寸前で4枚確保した。

最終的にゴルガリミッドレンジに青を加えたスゥルタイミッドレンジ、白黒4マナのラスを手入れて赤と離縁したハゲを擁するエスパーコン、ミシックチャンピオンになった青単テンポ、荒野の再生で気が狂ったシミックネクサス、ヘルカイトに居場所ができたグルールアグロ

 

みたいな環境だった。

ミシックチャンピオンシップ決勝の井川プロとオータム氏のエスパーコンvs青単は何度も見返した。

 

 

スゥルタイとエスパーとネクサスを組んでいた。

そしていつの間にか当然のようにショックランド各4枚ずつが手元にあった。

そう、とにかく1デッキ余裕で組めるくらいの量を予約しておきながら、結局環境が終わるまでそれらをまともに使うことはなかったのだ。

 

加えてこの環境2-1を何度か経験したが一度も3-0できなかったのだ。

むしろ負け越して帰ってくることの方が多かった。

悔しさのあまりアリーナで同じデッキを組んでイベントに出る前はそれを練習した。なのでアリーナでもそれなりの課金をした。

なのに勝てない。

 

フラストレーションが溜まる。

とにかくアリーナで練習だ、としたいところなのだがプレイ中に息子の夜泣きが起こる。

抱っこ片手にプレイできればいいのだが、その程度のあやしで泣き止んでくれるほど軟な相手ではなかった。

もちろん自分が家にいる日は妻に自由な時間を過ごしていただきたいので代ってもらうなどもっての外。

ほぼ詰ませているような盤面でもそれなりに操作が発生する、そうなればもうサレンダーするしかない。

紙で負け越してナーバスになっていた自分はこんな些細なことで頭を沸騰させていた。

なんで今泣くんだよ!!抱っこしてんるだから早く泣き止めよ!わけがわかんねぇよ!って声を大にはしないが息子にキレ散らかしながらあやしていたゴメンよ。

その後も泣き止まず結局授乳で寝落ちさせたりとかよくあることだった。

 

その事実もまたイライラを募らせる。

自分がやっても意味ないじゃん、初めから妻じゃなきゃだめじゃないか。

 

と、絶対口に出してはいけない。

私は出していないしっかり飲み込んだ。

 

息抜きのための趣味、遊びが逆にストレスになって家事育児にまで悪影響を与える。

それでもMTGを離れるわけにいかなかったのは引くに引けないこの状況。

手元にあるカードを全部売りさばければよかったのかもしれないが、負債が大きすぎる

、予約で買ったカードになんの価値もなくなっていたからだ。

ひと思いにやめることができなくなっていた。

MTGで負ったフラストレーションはMTGでしか晴らせない、その後も環境末期まで何度もイベントに通い、2-1の日は溜飲をおろし、負け越した日は吐き気に襲われる。

フラストレーションの一番の原因は金をかけすぎたこと、格安デッキとかで遊んでいれば負けの言い訳もたつし、やめることができたのだろうなと今でも思う。

コレクションがしたくてやってるんじゃないんだ、勝たなきゃここまで金かけた自分がただの馬鹿になるじゃないか。

 

4月になって息子を保育園に預けることとなった。

妻の育休も終わり色々環境が変わり始めるころ、灯争大戦に向けて私のMTGもオフシーズンを迎えるのであった。

 

 

~続く~