子育てとMTGの記録 ~第五回 灯争大戦~
前回記事は下記を参照
4月になり子供を0歳で保育園に預ける、共働きなら珍しくもない。
妻も職場復帰することになり生活リズムが変化した。
まず平日仕事終わりに夕飯を食べて子供と妻のお風呂を終わらせて19時のイベントに向かうことが困難になった。
妻の仕事終わりと子供の迎えの時間が18時前になってしまうため1時間で全て片付けるのは大変難しい。
離乳食も始まっているため子供にご飯を急かすわけにもいかず、どうしても19時に家を出ることが叶わなかったのだが、お店がいつも19時20分~30分くらいまで気長に受け付けしてくれいていたため、なんとか間に合わせることができていた。
それでもラヴニカの献身環境の終盤ってことで人も少なかったのでまたオフシーズンに入ることにした。
次の環境はそう、みんな大好き灯争大戦だ。
2BOX予約して、シングル予約はボーラスとリリアナを少々にした。
どうせ環境始まればカード買い足すし、爆上がりするのも動向毎日チェックすれば間に合うだろうと。
前回のシングル予約で痛い目を見たので今回は神話レアを少々つまむだけにした。
ボーラスは残念ながら残念なカードだった。
ちなみに控えめにした理由はそれだけではない。
賃貸から一軒家になり、予想外の出費が続いたからである。
今までの賃貸の家賃=住宅ローン程度で考えていたのだが持ち家は遥かに金がかかる。
一番驚いたのは電気代だ。
軽く5~6倍になって目玉飛び出た、いくら育休で日中家にいるとしても。
入居が冬だったのだが、新居は灯油のファンヒーターがNGでエアコンの暖房しか使えないのだ。
それにしたってこんなにかかるもんなのか!?と色々ネットを調べたが大体そんな感じらしく今までの灯油代以上にかかるものがあった。
節電しましょうとかそんなんで変わるか。
内階段のため暖気が2階にあがりやすく、エアコンの設定温度を高めで運転しつづけなければまとも温まらないような作りだったのでこの辺は失敗したなぁと、てゆうか大丈夫ってデザイナーも言ってたんじゃが…工務店は老舗だろうがベンチャーだろうが信用できんな。
ハウスメーカーはその点どうなんだろうか、高いだけの価値はそうゆうとこにあるんじゃなかろうか。
ちなみに翌年以降、リビングと階段の間に大きな暖簾をかけることで事なきを得た。
それでも冬季の電気代は賃貸の3倍くらいかかるし灯油代以上にかかる。
ガスと水道は2割くらい増えたが子供が大きくなればここもいつか倍近くなるだろう。
そして固定資産税もわかっていたけど実際払うと結構な額で出費が重なり口座がスカスカになった。
そんな背景もあってシングル予約を渋ったが、というよりもこの時ほとんどの人たちはシングルよりもとにかくパックを向くことに躍起になっていたのではないだろうか。
そう、日本語限定のイラスト違いPW達である。
最大の目玉、天野リリアナは初動1万円で取引されるカードだ。
光ると10万円。
ナーセット、ニッサのイラスト違いも光ると5万、1万円を超えていたけどリリアナは本当に桁違い。
FOILはともかく絵違いは2分の1くらいの封入率だったので結構あたる。
結論から言えば通常イラストに限り、トップレアが2000円以下で買えるようなパックだった。
恐らく一番高いカードはこのハゲ。
全体的にイラストだけの塩パックだったのかと勘違いしてしまいそうになるが、逆だ。
パワーカード満載だったし、天野リリアナチャレンジで膨大な数剥かれた。
流石にモダンからヴィンテージまで使われるようなハゲ、カーンは高値をキープし続けたが、スタンのパワーカードはワンコイン以下。
環境を定義したこいつも200円くらいで買える。
プレリイベントは必ず絵違いFOILが封入されてるってことだったのでものすごい人気だったのを覚えている。
私も初めてプレリに参加し、最速の深夜プレリにも関わらず大勢でにぎわった。
この頃になると常連の人たちとそこそこ仲良くなったりしていてイベント後にフリプしたりなんだりするようになっていた。
環境としては4色リアニ、バントランプ、スゥルタイミッド、シミックネクサス、シミックランプとにかく青緑が強かたはず。
繁殖池が一番高かったし。
この後しばらく青緑の時代だった。
バントランプで3-0したことは覚えているがこの頃からあまりスタンダードのことを覚えていない。
子供が保育園に行き、急激な成長を遂げるにつれて平日の夕食とお風呂に更に時間がかるようになった。
早く切り上げることもできるが、毎週2回もやっていいもんじゃないし、すぐに風邪菌をもらってくるので思うように出歩けない。
デビューほやほやで浮かれていた時はいざ知らず、半年もたてばスタンダードについていくことがどうゆうことか理解できるようになる。
カジュアル遊びなら同じデッキを少しずついじって1年間遊ぶこともできるかもしれないが、勝ちにこだわるなら環境トップのデッキを握る、そうなれば寿命は次のパック発売日になるだろう。
そして環境初期から終盤まで圧倒的1強を維持し続けることはほぼないし、メタデッキが上がってくるうえにこの時はなかったけど禁止が出る。
自分もコンスタントに勝とうと思ったら環境トップとメタデッキを使い分けなきゃならん。
そして次のパック発売でまた環境が変わる。
スタンは比較的安価と言われるが環境トップを新規で組めば4万円前後するしそうでなくても2~3万かかる。
先見の明があれば別だが日々ネットの情報に踊らされながらバカ正直にカードを買っていたら毎月3万くらいかかった。
パック発売月はもっとかかる。
そしてローテ落ちしたら何千円で購入しようとオリパとストレージ行きのカードを箱単位で抱えることになるのだ。
お前のことだよ
ジェスカイコンでしか使わなかったし戦場に出た回数多分片手で足りるぞ。
いや、これはスタンダードの宿命なのでどうこうするものではないのだが、それでも困るものは困る。
ショックランドは一生使えるからいいがそうでないカードの方が多すぎる、多すぎた買いすぎた。
メタが変われば息を吹き返すかもと売らずに眠らせ続けて価値を失ったカード達も数知れず…
困った…が、救世主が現れた。
そう、モダンホライゾンの発売である。
自分はスタンダードについていくべきではないなと踏ん切りがついた。
次のM20発売後のローテでモダンへ移行しよう。
何も助かっていないけどMTGから離れずにこれ以上損失を増やさないようにするにはこれしかない!
モダホラで新たに台頭してくるデッキでモダン参入しよう!
そう考えて
バイアルを買った…なんで?
モダンやるならバイアルは必須だろ、人間スピリット魚etc...ってことで魚と一緒に買った。
バイアルが4~5000円したけど基本的に高いカードはないので組んでも4万とかしないんじゃなかっただろうか、あと高いの魚じゃなくて綺羅とか外科的摘出のサイドカードだったし。
スタンダードと同じくらいかつ資産価値があるってことで買いだな!!って即決していた。
フリプでしかできないが、私のモダンデビューは魚だった。
とても刺激的だった…と何もわからず殺される。
モダンは死んで覚えるんだと言われた。
モダホラの発売に合わせていつも行くお店が土曜日の夜にモダンイベントを開いてくれるようになった。
よし、準備万端だ
モダホラ発売以降、本格的にモダン参入するのだった。
~続く~